こんにちは。2024年1月に東北公済病院にて
第3子を出産しました♪
まるこです。
3度のお産を経験してわかったこと。
それは、同じ総合病院でも病院によって、分別や入院中のサポート体制はさまざまということです。
分娩の進行や入院日数は事前に把握できても、実際の雰囲気や入院中どんなふうに過ごすのかなど、わからないことが沢山ありますよね。
今回は東北公済病院での出産&入院レポをまとめてみました。
同病院で出産を控えている妊婦さんや、検討している方の何かしらの参考になれば幸いです。
読めばコレがわかる!
・【東北公済病院】分娩の進行、お産現場の雰囲気
・【東北公済病院】入院中のタイムスケジュール
・【東北公済病院】入院中の食事・出産費用
2024年1月時点の記事になります。変更されている場合があるため重要事項は病院へご確認ください。
東北公済病院は仙台の街中にある総合病院。
それぞれのポイントもまとめてみました♪
入院から分娩までの流れ ~年齢層の幅広いスタッフがお産をサポート~
今回レポートするにあたり筆者の出産時に関する情報を簡単に記載しておきます。
筆者:年齢30歳、第2子、3子を東北公済病院にて経腟分娩での出産。立ち合いなしでのお産。非無痛分娩
【出産】入院~分娩の流れ
陣痛の間隔が一定になり病院からのOKがでたらいよいよ入院。
病院に行ってからの詳細はこんな感じでした!
ナースステーションにて受付後、荷物を預ける
貴重品と分娩まに必要なもの(貴重品、携帯、イヤホン、飲み物、ストローなど)をあらかじめ分けておくと◎
飲み物は事前に用意するのがオススメ。難しい場合は小銭を用意しておくと産科フロアの自動販売機を使用するときに便利です。
体重計測
産後何キロ減ったか確認するので、直前の体重測定を行います。
分娩着に着替え
病院が準備してくれている分娩着へ着替えます。
コロナ、インフルエンザの検査
第二子の時は検査した記憶がないのですが、今回は2つの検査を行いました。
子宮口の確認後、陣痛室or分娩室へ
子宮口の開き具合と進行の具合を確認後、どちらかへ案内されます。
通常陣痛室では付き添いは不可。
おなかの張りを計測するNSTをつけたり、子宮口の開きを促すあれこれを行います。
助産師さんからのヒアリングも有。
初産のママと経産婦さんではお産にかかる時間も大幅に違うのが一般的。2子の時は陣痛室へ。3子の時は分娩室オンリーでした。
分娩室でお産の準備
点滴のルート確保、器具の準備、衣服や分娩台が汚れないように汚れないように妊婦さんのカバーをかけるなどの準備が手際よく行われます。産科の医師や看護師さんが駆け付け、照明器が点灯したりと雰囲気がいよいよ出産!という雰囲気に。
痛みが強くなってきてから、陣痛のインターバル中に分娩室への移動。頑張りましょう。
分娩
子宮口が全開になるころには、担当助産師さん以外にも看護師、産婦人科医など人手が一気に増えます。
サポートを受けながら、いよいよ本番です。
◎ココがよかった、その1 助産師さんの心強いサポート
次男を公済病院で出産したときに驚いたのは助産師さんの手厚いサポート体制でした。
・陣痛促進を促すために足浴、乳頭マッサージなど自然な形でお産を進める工夫をしてくれる
・陣痛がつらくなってきたときに腰をさすりながら声をかけてくれる
・こまめに状況を確認しにきてくれる
人員やその時々の産科の状況もあると思いますが、長男を出産した総合病院とは安心感が大きく異なりました。
また、助産師さんの年齢層が幅広くスタッフ感の雰囲気がよかったこともリラックスしてお産に臨むことができた一因でした。
◎ココがよかった、その2 無痛分娩を選択できる
筆者は利用していないのですが、無痛分娩が選択肢に増えていました。
次男を出産した6年前には当院に無痛分娩という自由選択はなかったので、すごいなあと感動しました。
通常の経腟分娩費用+15万円ほどの費用が掛かるようです。
妊娠後期までに決めればOK!
LDRルーム
筆者は利用しませんでしたが、LDRルームが新設された公済病院。
個室の費用は掛かりますが、立ち合いを希望される方には利用する価値のある設備だと思います。
立ち合い出産
12歳以上の親族は出産の立ち合いが可能。陣痛室での立ち合いはLDRルーム以外不可。分娩する直前から立ち合い可能ということ。立ち合い出産は別途料金が発生するとのことです。
【出産後】~母子同室と母乳育児~
感動的な出産を終え痛みから解放された後は数時間分娩台に寝たままモニターの観察がおこなわれます。
赤ちゃんに異常がなければカンガルーケアで初めての親子の触れ合いの時間。
そして最高に幸せな育児という名の試練が始まります。
モニターが終わると病室へ移動。身体を温かいタオルで拭いてもらった後、入院着に着替え。車いすで病室へと向かいます。
最初の尿意があるまではベットで横になって待機。その際ベットの横にはコット(赤ちゃんが寝ている移動可能な容器)がおかれます。ここからは基本的に赤ちゃんのすべてのお世話をママが行う母子同室になります。
出産の興奮と赤ちゃんが気になってソワソワしますがママは体を休めることに全集中!がおすすめ。
授乳とおむつ替え、食事をすること、可能な限り身体を休めること、ママが入院中に注力するのはこの4つです。
◎ココがよかった、その3 母乳育児のサポート
近年では母乳育児を推奨している病院がほとんど。ママと子供にとって、母乳育児を行うメリットは沢山あるというエビデンスがとれているからです。市内のどの産院でも母乳育児を推奨していますが東北公病院は昔から母乳育児のサポートに力をいれている病院です。 フロアには授乳サロンがあり、授乳しやすい環境が整えられています。おむつ替えや授乳の仕方もその場で助産師さんが指導してくれます。ママになったら授乳ができて当然というのは大間違いで、おっぱいが出ない・出すぎて胸がカチカチに痛くなる・おっぱいが切れる・うまく咥えさせられないという壁にぶつかります。
・すべての助産師さんが母乳育児のエキスパート
・哺乳のポイントを的確に指導、哺乳確認を定期的に行ってくれる
・母乳マッサージなど個別に行いおっぱいのケアを行ってくれる
・産後も母乳外来でおっぱいの状況を確認するなど安心
産後の傷の痛みを抱えながらの授乳するママは偉大!
【入院中の過ごし方】~一日のスケジュールと食事~
経腟分娩か帝王切開かで入院日数が異なるものの、基本的な過ごし方は変わらないようです。
- 起床
- 赤ちゃんとママの検温
- 医師や助産師による問診
- 朝食
- オリエンテーションのDVDをみる
- 昼食
- 哺乳チェック
- シャワーを浴びる
- 生後数日後から沐浴指導
- 夕食
- 消灯
おおむね上記のような感じで一日を過ごします。
もちろん上記とは別に2~3時間おきの授乳、都度のおむつ替えが必要です。
入院中の授乳は一回あたり20~30分ほどかかるので、1日あたり4時間授乳している計算です。
赤ちゃんによっては授乳感覚がもっと短いことも。
食事内容
東北公済病院の産科の食事は一言でいうと【素朴】
”入院中のご飯が楽しみ”という妊婦さんがいるほど
近年では食事が魅力的な産院も増えて居るようですが、公済病院の食事はこんな感じ。
正直、筆者も2018年に次男を出産したときは質素だ~とがっかりした記憶があるのですが
今回の入院では”野菜たっぷりで栄養バランスがとれた健康的な食事最高!”と思いながら毎食楽しみにしていました。ご褒美になるような華やかな食事ではありませんが、母乳に良いお手本のような食事を提供してもらえるのはある意味贅沢だなあと感じます。
献立はナースステーション前に張り出してあり、一日当たりの食事はおおよそ2000キロカロリー。
毎日完食しても入院中の体重は減っていったので、しっかり食べて体力を蓄えるのがよさそうです。
お祝い膳は洋風
基本の食事は素朴なものが多いですが、入院中にはお祝い膳も提供されます。
以前は和食の松花堂弁当でしたが、洋食にリニューアル。
華やかでボリューミーですが、こちらも野菜たっぷり脂質控えめで献立に工夫がされているなあと感動しました。
【病院の設備のこと】
シャワー
シャワー室があり、一日に一度使用することができます。赤ちゃんをナースステーションに預けられるので入浴セット(シャンプー、せっけんなど)を持参して使用します。ドライヤーは貸し出しのものがありました。
売店、自動販売機
入院中の飲料水は自分で用意します。産科フロアに自動販売機が設置されています。母乳を出すために1.5~2リットルほど摂取することもあるので、筆者は一回売店の2リットルのミネラルウォーターを購入していました。売店には食品以外も取り扱いがあるので赤ちゃんを預けて買い物に行くことができます。
面会と差し入れ
コロナ以降、面会の規定が強くなったようです。
- 入院中の面会は一度のみ。
- 面会する人物は親族の成人のみ。
- 平日の15時以降~17時までの20分間隔で枠があり予約制。
- 差し入れはナースステーションで受け渡し可能。(細かい規定あり)
入院中兄弟児や祖父母に会えないのは残念ですが、待合室では通話やテレビ電話することができます。
入院セットと洗濯
病院の案内に書いてあった入院セットは必須です。
有料の貸し出しセットがありますが、スリッパに関してはは自分で持参したほうが良さそう。
パジャマは持参することができますが入院中は一日中パジャマで過ごすため、替えのパジャマも必要になります。
有料ランドリーがあり、洗濯から乾燥まで行うことができます。
- 入院中のパジャマは授乳のために前開き指定。パジャマの私物が何セットもない方は入院セットがオススメ
- 入院セットを利用する方も、スリッパは持参したほうが◎
- 院内は空調が温かいこともあり、産後は汗をかきやすかったりするので衣服の替えは多めにあると安心。
- 充電器やイヤホン、撮影に使う備品など必要なものは忘れないように準備すると◎
- カトラリーは自分で持参して洗うので、流水洗浄のみが気になる方は使い捨てがおすすめ。
部屋
大部屋はカーテンでの仕切りのみ。広さは十分なものの、相部屋のママや赤ちゃんの泣き声は咳払い・カーテンの開け閉めなど生活音がするのは勿論、自分の出す音やベビーの泣き声が相部屋の人にとってうるさくないか気を使うので神経質な方は個室の希望を出すのがおすすめ。
相部屋設備
自動ベット、ごみ箱、ハンガー長椅子、収納棚
有料・・・テレビ、冷蔵庫
【出産費用】
帝王切開と経腟分娩の概算は病院が事前に提示してくれている金額を用意しておくのがベスト。
筆者の場合、5日間の入院で実費負担は83,000円(税込み)でした。
その他、赤ちゃんの諸経費は別途。(ミルク代やおむつ代)
赤ちゃんがNICUで治療を受ける場合は勿論治療費が発生します。保険証やこども医療助成受給者証が発行される前の場合、支払いは全額負担。受付で後払い申請をするか、一度支払い後日返金申請が必要になります。
筆者の長女は2日NICUに入ったので会計時の治療費が26万円でした。
【退院後の来院】~2週間検診と産後1か月検診~
退院した一週間後に行われる乳児の二週間検診。
赤ちゃんの発育、おっぱいの出はどうか、お母さんの精神状態はどうか、ということを確認し
おっぱいのマッサージや相談にのってくれます。
このタイミングで色々と相談にのってもらえるのは安心。赤ちゃんの肌トラブルなどがあれば処方もしてくれます◎
産後一か月検診はママとあかちゃんの検診。
二週間検診は新生児期から使用できるだっこひもがあると◎抱っこ日もがない場合は付き添いがあると安心です。
一か月検診はお母さん一人だけの検診もあるので付き添いがない場合は赤ちゃんをベビーベットに寝かせての診察になります。
一か月検診を終えると晴れて産院から卒業!という感覚。近場でかかりつけの小児科を探すのがおすすめ。
まとめ
【東北公済病院での出産まとめ】
- 幅広い年齢層のスタッフが出産をサポート
- 母乳育児の指導が手厚い
- 無痛分娩が選べる
- 出産の立ち合いは12歳以上の親族のみ
- 食事は野菜たっぷり栄養満点。母乳に良い献立
- 面会は
- 制約あり
2018年に次男を出産したときに比べ、夜間預かりの声掛けを頻繁にしてくれたのが印象的でした。
夜勤はスタッフさんがぐんと少なくなるので、母乳サロンでのママの授乳のサポートなどテキパキと動く助産師さんに頭があがりません・・。
母子同室は大変さもあるけれど、退院後の生活に慣れるためにも良い時間でした。全スタッフさんに感謝!